単に眼科領域だけではない事が窺えます。
主な症状は「眼精疲労、ドライアイ、充血など」の眼科系から「頭痛、肩こり、背中の痛み、背腰部痛、手の痺れなど」の身体症状。
眼→脳→脳疲労→自律神経の乱れとなり、更に「食欲不振、睡眠不足、イライラ、抑うつ感、気分の落ち込み等」の心の症状が加わります。
この症状は、現代病の一つと言えるぐらい、鍼灸の古典を探しても該当する事項はないです。 当時は、パソコンやスマートフォンと言ったデジタルデバイスがなかったのですから当然ですよね。
以前は、「肩こりが原因の眼病」とされる事が多かったようですが、最近は肩こりとは関係ないと考える眼科医が多くなっています。
現代社会においてDX（デジタルトランスフォーメーション）が進む一方で「テクノストレス眼症」が健康課題として注目されるのでないでしょうか⁉
東京労働局では、情報機器作業における労働衛生管理をWEBに掲載しています【参考】
- 眼に注がれる一二経脈と奇経八脈は、眼及び眼の周囲に集まっています。特に「目の疲れ」「イライラ」「肩こり」は肝経の不調と関連づけられることがあります。肝経は目に開竅し、情緒や筋肉の緊張とも深く関係しています。