「寝違え」は診断名では無く、朝起きたときに首や肩に痛みを感じて、動かしづらくなる状態のことを指します。医学的には「急性疼痛性頸部拘縮」とも呼ばれます。
寝違えは、睡眠中の不自然な姿勢による筋肉や靭帯の炎症が原因で全年齢に起こる症状。
朝起きたときに首が痛くて動かせない、通常 痛みは、数日から数週間で自然に改善することが多いです。
- 急性期（発症後2～3日まで）
- 寝違えてから時間が経過していない急性期（発症後2~3日まで）の場合は、炎症が強く熱を持っている為、患部はあまり動かさずに冷やしていきます。主に肘から手先にあるツボを使った遠隔治療で進めていきます。首を無理に動かさず安静にする。枕の高さや硬さを見直すのもオススメです。
- 亜急性期（発症後5日以降）
- 寝違えてから時間が経過している亜急性期（発症後5日～8日）の場合は、炎症があまり無く、動かすと痛いというケースが多い為、筋肉に対して直接アプローチして行きます。経絡（けいらく）の滞りを整えることで、首だけでなく全身のバランスを調整し、寝違えの再発を防ぎます。
- 首や肩の痛みを引き起こす点で似ている疾患にリウマチ性多発筋痛症（PMR）があります（膠原病の一種）「寝違え」だと思っていた痛みが長引いたり、朝のこわばりが強い場合は、PMRの可能性もあるので、病院の受診をおすすめします。
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