未病とは、病気ではないものの健康から離れつつある状態を指します（厚生労働省）
未病は、東洋医学独特の考え方で「黄帝内経素問霊枢」に「聖人は未病を治す」という言葉があり、名医は病気になる前に治すという意味が語源となっています。
鍼灸は、単なる治療法ではなく、日々の健康管理や予防医療にも大きな力を発揮する伝統的な東洋医学のひとつです。
【鍼灸が健康管理に貢献する理由】
１、自然治癒力の活性化 ：鍼灸によって免疫力が高まり、病気になりにくい体づくりができます。
２、慢性症状の予防と緩和：肩こり・腰痛・頭痛などの慢性的な不調を早期にケアすることで、悪化を防ぎ、生活の質（QOL）を保つことができます。
３、自律神経の調整：ストレスや睡眠不足による不調を整え、心身のバランスを保つ効果があります。特に現代社会では重要なケアポイントです。
４、 血流・代謝の改善： 鍼灸によって血行が促進され、冷えやむくみの改善、代謝の向上にもつながります
５、健康寿命の延伸： 高齢者の活動量維持や認知症予防、転倒防止などにも鍼灸は有効とされており、元気な生活を長く続けるためのサポートになります（フレイルの予防）
- 日常での活用方法 としては、月1回の定期メンテナンスとしての通院。 病気になる前の不調にアプローチできる、予防の観点からも、価値のある健康管理法と言えます。