「ただの疲れ」と思って放置すると、悪化するケースもあります。

 

「倦怠感」が長引いている場合、以下のような病気が背景に隠れている可能性もありますので、単なる「癒し」ではなく、科学的に裏付けされたセルフケアが必要になります。

大別する精神的なものと器質的なものとに分類されます。

・生理的易疲労感:十分な休息や睡眠で回復する（過労や精神的ストレス）

・精神的易疲労感:下記、器質的病変を除外（不安、倦怠感、無気力、鬱病や情緒不安定など）

・器質的易疲労感:炎症性疾患、消化器疾患、内分泌疾患、心疾患、腎疾患、悪性新生物（体重減少、転移巣に伴う症状）

また「疲労」は体内の水分バランスが崩れ浮腫が発生する事があります。

浮腫（むくみ）は、局所性浮腫と全身性浮腫に分けられます。
前者では、静脈性、リンパ性、炎症性に加えてクインケ浮腫（血管神経性浮腫）

後者では、心性（うっ血性心不全）、腎性（腎不全、ネフローゼ症候群）、肝性（肝硬変)、内分泌性、薬剤性など。

6か月以上続く疲労は「慢性疲労症候群」の可能性もあります。