４つのタイプがあります
一次性頭痛（慢性頭痛）
１．緊張型頭痛…非拍動性、絞扼感、圧迫感があり、発作性において性差はありません。
２．片頭痛…女性に多く、閃輝暗点、視野狭窄、感覚異常等の前駆症状が伴う場合とそうでない場合がある。発作性があります
３．群発頭痛…男性に多く、睡眠中に突然起こり、眼球周辺より始まる一側性の激しい頭痛。
４．その他の非器質性頭痛
- 急性頭痛(くも膜下出血、急性髄膜炎、髄膜脳炎等）は、速やかにＣＴ、ＭＲＩ等の画像診断を行う。亜急性頭痛でも脳腫瘍の症状（早朝の頭痛、震盪性頭痛、頭蓋内圧亢進症状）があるので、要精査。
- 40～60歳の中年以降の女性に多い頸動脈海綿静脈瘻（CCF）においては、自覚症状として頭痛、拍動性耳鳴り（血管雑音聴取）、複視があります。
- 慢性頭痛で悩んでいる方は、国民のおよそ４０％と言われています。その中で片頭痛などを起こす人の７０％は、市販薬に頼ったりしています（薬剤の使用過多による頭痛）
- 鍼灸の古典（素問、霊枢）でも、頭痛を厥頭痛と真頭痛に分けています。前者は、今で言うところの一次性頭痛、後者は、二次性頭痛に当たります。昔もこの頭痛が、一次性なのか？それとも二次性(くも膜下出血、髄膜炎、脳出血など）なのか？鑑別が最も重要だったという事が伺えますね。
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